きっかけとなった小さなまちの話

REHOME DELI. を立ち上げるに至ったきっかけは、新型コロナウイルス感染症蔓延による深刻な影響を、身近な生産者さんたちも受けていると知ったことです。 

わたしが住む鹿児島県枕崎市は、県本土の南端に位置し、海と山にかこまれた美しいまち。
カツオをはじめとした漁業、芋やお茶などの農業が盛んな、人口は少ないながらも活気のある地域です。 
特に、かつお節の生産量は日本一を誇り、まちにはかつお節のいい香りが年中漂っています。 

そんな枕崎の発展を長きにわたって支えてきた生産者さんたちが、全国の飲食店や観光施設等の休業により苦しんでいることを知り、わたしは深い悲しみと恐怖感に襲われました。 

もし、かつお節の香りがまちから消えてしまったら。 
もし、芋畑や茶畑の風景がまちから消えてしまったら。 

きっともうそれは、枕崎ではなくなってしまう。 
そう感じたのです。 

実はわたし自身は移住者なのですが、枕崎はふるさと同然。 
大切な人がたくさんいて、大好きな場所です。 
ここでひたむきにがんばってきた人たちの悲しそうな顔を、これ以上見たくない。
そう強く思い、考えました。明るくやさしく前向きに(まさに枕崎の人々のように)、立ち向かう方法を。 

考えに考えた末にたどり着いた結論は、「枕崎を救うのは、枕崎の人」。
移住2年目のわたしとは(当然ながら)比べ物にならないくらい、「枕人」の地元愛が強いことは、この短期間で十分すぎるほど感じていました。
それは、さまざまな理由で枕崎を出て、県外に住んでいらっしゃる方々も同じです。

日本各地にちりばめられた地元愛の力を借りて、あたたかくポジティブな連鎖を生みたい。
そんな想いから、2020年4月、枕崎の片隅でREHOME DELI. プロジェクトは始動したのです。

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